雲ひとつない真っ青な空、初夏を思わせる天気のもと、労働者の祭典 第77回メーデーが5月1日、全国371会場で開催されました。 NEC&関連労働者ネットワークは、電機労働者懇談会や電機ユニオンの仲間とともに、東京の代々木公園、井の頭公園、神奈川の会場に元気に参加しました。
東京代々木公園で開催された中央メーデーには4万4千人が参加、「安定した雇用と人間らしい働き方を」「憲法と教育基本法の改悪反対」の声を上げました。
主催者あいさつに立った全労連の熊谷議長は、「改憲と一体の教育基本法改悪の閣議決定に対し、『断固、糾弾しよう!』と強調。医療改悪や改憲のための国民投票法案を阻止するために、『全国のすべての仲間たちが職場や地域から総決起しよう』と呼びかけました。
連帯のあいさつに立ったエッセイストの朴慶南さんは、幼いときに朝鮮半島から日本に来た両親は今日も小さな工場で油にまみれて働いていると紹介、「努力しても報われず、弱者に光が当たらない格差社会を変え、人間が大事にされる社会をつくりたい。それはまさに憲法の精神です」「憲法9条はアジアの国々にとっても大切な命綱」とのべ、アメリカに付き従うのではなく、アジアの人々とともに平和と信頼を築いてほしいと訴えました。
式典終了後の文化行事では、NEC出身のとトランペッター松平 晃さんが「世界にひとつの花」など3曲を演奏。デモに向かう参加者を励ましてくれました。
デモは新宿、明治公園、恵比寿の3コースに分かれて出発。NEC&関連労働者ネットワークのメンバは電機懇談会の仲間と一緒に新宿コースへ参加しました。参加者は、「憲法9条を守ろう!」「若者に仕事と希望を!」「消費税増税反対!」「安全な牛肉を!偽牛はおことわり」など思いおもいのプラカードやゼッケン、横断幕をもって、元気よくデモ行進しました。
暑い中、デモ行進で歩いた後の楽しみは? そうやっぱり祭りの仕上げは”かんぱーい”です。新宿の”うたごえ ともしび”で、冷たいビールでのどを潤し、大きな声で歌いました。 明日からまた、”がんばろう”の歌声がいつまでも続いていました。
|